事業では利益が出ているのに、利益ほどキャッシュが残っていないという現実を実感したことがありませんか?
更に、利益がでているため、税金を支払わなくてはならず、その税金を払う現金さえ事欠くこともあるかもしれません。
この現象はなぜ起こるのでしょうか?その原因は利益と収支の計算の違いにあります。
たとえば、商品を仕入れた金額より高く売れれば「利益」がでます。
でも、売った代金の回収が滞れば現金が入ってこないため「利益」と同じだけの「収支」は得られないことになります。
また、現金で支払ったものすべてが「利益」を計算するときに「費用」として控除することができる訳ではありません。
これらの差額が利益と収支の差異を生むのです。
損益計算で求められる「利益=儲け」と収支計算で求められる「収支=現金残高」の違いについて、考えてみましょう。